【徹底解説】今さら聞けないGIGAスクール構想とは?基本から実施スケジュール、文部科学省の支援まで解説
【概要】新時代の学びを支える先端技術活用推進方策(最終まとめ) (文部科学省)より引用
土台となるのは「児童生徒に1人1台端末」「高速大容量の通信ネットワーク」
令和時代のスタンダードな学校教育像である「子ども達への公正に個別最適化され創造性を育む教育」の実現には、全国一律のICT環境の整備が急務となっています。
(※2) 1人あたり最大4.5万円の補助
(※3) レベルや使い方、違いを徹底解説 整備費用の2分の1を補助
令和元年度補正予算(GIGAスクール構想の実現)の概要 (文部科学省)より引用
「ハード・ソフト・指導体制」三位一体の改革で取組みを加速化
両輪のひとつである「ソフト」とは、デジタル教科書や教材などのデジタルコンテンツや、個人の学力に合わせて提示されるAIドリルなど先端技術を活用したもので、デジタルならではの学びの充実を図ります。
もう一方の「指導体制」とは、ICT活用教育アドバイザーによる説明会やワークショップの開催、民間企業の外部人材によるICT支援員など、日常的にICTを活用できる為の体制を指します。
レベルや使い方、違いを徹底解説 「児童生徒1人1台コンピュータ」の実現を見据えた施策パッケージ (文部科学省)より引用
最初の一歩でつまずかない為に
文部科学省が全国の学校に対し提示したGIGAスクール構想ではありますが、あくまで主体的に進めていくのは各自治体となります。そうすると「どんな端末を使用したらいいのか?」「LAN整備は何をしたらいいのか?」といった最初の一歩でつまずき、対応が後手後手になることが想定されます。そこで文部科学省では、GIGAスクール構想の実現パッケージとして、下の5つを示しています。
1、環境整備の標準仕様書例示と調達改革
「ICT環境の整備や調達をより容易に」
・端末やLAN整備の仕様書を公表
・都道府県レベルでの共同調達を推進
2、クラウド活用前提のセキュリティガイドライン公表
「クラウド活用により使いやすい環境へ」
・『教育情報セキュリティポリシーに関するガイドライン』改訂
・クラウドサービス事業者の留意事項追加 など
3、学校ICT利活用ノウハウ集公表
「全ての教職員がすぐ使えるように」
・「教育の情報化に関する手引」を公表
・ICTを活用した効果的な学習活動の例を提示
4、関係省庁の施策との連携
「ローカル5Gや教育コンテンツも活用し未来の学びを実現」
・総務省:ローカル5Gの活用モデル構築
・経済産業省:EdTech導入実証事業、学びと社会の連携促進事業
5、民間企業等からの支援協力募集
「民間等の外部支援により導入・利活用加速」
・校内LANなど通信環境無償提供
・十分なスペックの端末を学習者へ提供
・ICT支援員として利活用の人的サポート など
GIGAスクール構想の実現パッケージ (文部科学省)より引用
各自治体が容易に調達し、すぐに使えるように
GIGAスクール構想の実現パッケージ (文部科学省)より引用
GIGAスクール構想の実現パッケージ (文部科学省)より引用
また、ICT活用に関して情報をまとめた「教育の情報化に関する手引」を作成し、特別支援教育に対しては、学習上の困難や障がい種別ごとにICTを活用した効果的な学習活動の例を提示するなど、全ての教職員がすぐに使えるように、ノウハウを公表していきます。
GIGAスクール構想の実現パッケージ (文部科学省)より引用
「未来の学び」構築パッケージ(文部科学省)より引用
GIGAスクール構想は、教員の働き方改革にも
GIGAスクール構想では、1人1台端末の整備と合わせて、学習用ツールと校務のクラウド化を推奨しています。クラウドとは、データやアプリケーションの一部がパソコンの中にあるのではなく、ネットワークで繋がった先にあるというもので、権限があれば誰でもそこにアクセスすることができます。
クラウドサービスである、統合型校務支援システム(※4)をはじめとしたICT導入・運用を加速していくことで、例えば名簿や出欠管理、授業の準備や成績処理などの校務の負担を大幅に軽減することができ、教員の働き方改革にも繋がります。
子ども達の為のGIGAスクール構想と思われがちですが、教員の為のGIGAスクール構想でもあります。
(※4) 教務系(成績処理、出欠管理、時数管理等)、保健系(健康診断票、保健室来室管理等)、学籍系(指導要録 等)、学校事務系など統合した機能を有しているシステム
「未来の学び」構築パッケージ (文部科学省)より引用
2018年度から始まった「環境整備5か年計画」、当初予定(2023年度には1人1台)を前倒し、令和スタンダードな教育へ
教育のICT化に向けた環境整備5か年計画(2018~2022年度) (文部科学省)より引用
「未来の学び」構築パッケージ(文部科学省)より引用
そこで、「新型コロナウイルス感染症緊急経済対策」(令和2年4月7日閣議決定)にて、令和2年度補正予算案において総額2,292億円が計上され、1人1台端末や、家庭でも繋がる通信環境の整備等、GIGAスクール構想におけるハード・ソフト・指導体制を一体とした整備を加速させる方針です。また、当初のスケジュールでは23年度中の1人1台端末配備を前倒し、20年度中の完了を目指すとしています。
【02.04.08更新】(事務連絡)令和2年度補正予算案への対応について(令和2年4月7日)(文部科学省)より引用
▼1人1台端末環境で学校教育の姿が具体的にどう変わるのか、3分ほどでまとめられた公式プロモーション動画もぜひご覧ください
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株式会社ストリートスマートは、2017年に Google 認定の Google for Education Professional Development Partner(専門的能力開発パートナー企業:「PDパートナー」)に認定されました。そして、これまでの教育機関への総合的なICT導入支援実績が認められ、2020年に国内で初めて Transformation (変革)分野の Specialization 取得パートナーとして Google より認定されました。
Wix の使い方を徹底解説: ホームページ作成手順 14 ステップ
CTA(行動喚起) 訪問者に期待する行動を取ってもらうためのメッセージです。Web サイトには「今すぐ登録」「今すぐチェック」「今すぐ購入」などの CTA が多く配置されているので、他のサイトを見てみるのも良いでしょう。CTA レベルや使い方、違いを徹底解説 はボタンやテキストリンクなどの形が一般的です。短い文言に命令口調の動詞を組み入れ、「今すぐ」など緊急感を掻き立てるフレーズを入れておきましょう。Wix 公式ブログでも効果的な CTA のテクニックをご紹介しているので、ぜひ参考にしてみてください。
フォント 質の高いコンテンツを用意しても、読んでもらえなければ意味がありません。Web サイトに最適なフォントをいくつかチェックして、読みやすく、ブランドのアイデンティティやサイトの外観にマッチするものを選びましょう。好みに合った無料フォントを Wix にアップロードして使用することもできます。タイポグラフィ(デザインの書体や構成・表現全般)という言葉は大げさに感じられるかもしれませんが、サイトの見やすさはユーザビリティ面でも非常に大切だということを覚えておきましょう。サイト上で使用するフォントは最大 3 種類までにとどめましょう。多くのフォントを使いすぎると統一感に欠けてしまいます。
フッター サイトの一番下にあるセクションです。フッターは訪問者がすぐに目にする部分ではありませんが、ユーザビリティを向上させるためにさまざまな工夫を施すことができます。たとえば、詳しい連絡先情報を記載したり、サイトのカテゴリーにリンクするシンプルなメニューを配置したり、サイトの免責事項を記載するのだって良いでしょう。フッターの存在を少し意識するだけで、ホームページのユーザーエクスペリエンスを飛躍的に向上させることができます。
メニュー Web サイトには必ず備わっている基本要素。クリックすることでサイトのカテゴリーを自由に移動できます。そのため、メニューバーはサイトのすべてのページに表示させる必要があります。メニューの種類は色々ありますが、画面固定型のメニュー(訪問者がスクロールダウンしても同じ位置に固定される)を設置することをおすすめします。画面を下スクロールしたときにメニューの位置が動いてしまうとユーザビリティに影響するからです。モバイル版のメニューでは表示領域が狭くなるため、カテゴリーの数を最小限に抑えましょう。
動き(モーション) Web サイト上に存在するすべての非静的な要素のことです。モーションはさまざまな形状、サイズ、位置で適用することができます。マウスオーバー効果を追加したり、Wix ビデオメーカーで作成したオリジナル動画をページ背景として使用することもできます。アニメーションは訪問者の注意を引くのに有効ですが、やりすぎは禁物です。節度ある美しいサイトに仕上げるよう心がけましょう。アニメーション効果についてもっと知りたい方は、アニメーションサイトの作成のコツを学べるこちらの記事もおすすめです。
スクロールエフェクト その名の通り、訪問者がサイトを上下にスクロールしたときに現れる効果のことです。洗練された動きで訪問者を惹きつけ、ページ内の異なるレイヤー間の移動をスムーズに演出します。パララックススクロールという言葉を聞いたことはありませんか?視差効果を利用して本格的な 3D 効果を実装できるテクニックのことで、Web デザイン界でも年々人気が高まっています。このほか、Wix ではスクロールダウンで徐々に要素が表示される「リヴィール」や重要なポイントにフォーカスする「ズームイン」など、他にもさまざまなスクロールエフェクトを利用することができます。
空白 ホームページ上の何も表示されていない領域を指します。焦ってスペースを埋めようとする必要はありません。画像やコンテンツの間に空白を入れることで訪問者も「ちょっと一息」つくことができ、結果としてより良いユーザーエクスペリエンスにつながります。
Wix の使い方のヒント イタリアを代表する芸術家、レオナルド・ダ・ヴィンチが今生きていたら…きっと彼なりの感性でホームページ作成にもさまざまなアドバイスをくれることでしょう。サイトのバランスから釣り合いまで、何世紀にもわたって芸術とデザインの世界に受け継がれてきたルールは Web にも当てはまります。基本のデザイン知識や最新の Web デザイントレンドを意識してサイト作成に応用してみるのも良いでしょう。
リスキルとは?組織における再教育の必要性を徹底解説!
「リスキル」あるいは「リスキリング」という言葉をご存じでしょうか。混同しやすい言葉として「リカレント」あるいは「リカレント教育」というものがあります。 「リカレント」は個人のレベルでどのように生涯を通して「学びなおし」を行うかという意味ですが、「リスキル(リスキリング)」は環境変化の激しい時代において、いかに組織として従業員の再教育や再訓練に取り組むのか、という意味合いです。 当記事で取り上げる「リスキル(リスキリング)」は、組織としての環境変化への対応のための取り組みとして解説します。 具体的には、リスキルが必要な背景や、リスキルを組織としてどのように進めるのかを解説します。
リスキルとは(リスキリングとは)
もともと英語としての「リスキル(リスキリング)」は、従業員の再教育、再開発という意味で使われていました。 一方、環境変化を受けて、日本における「リスキル(リスキリング)」という言葉の定義は、単なる従業員の再教育、再開発ではなく、環境変化に対応するという意味での従業員の再教育、再開発と定義されています。経済産業省の提示(リクルートワークス研究所)を参考に、当記事における「リスキル」は下記のとおり定義しています。 『リスキル(リスキリング)とは、デジタル化と企業のDX(デジタルトランスフォーメーション)の実現という波を受けて、その変化に対応し、生産性を向上させるための従業員の再教育のことである。』
リスキルが必要な背景
リスキルが必要という声が大きくなってきたのは、デジタル化の波、および新型コロナウイルスによる働き方の変革など、外部環境の変化が要因となっています。 企業においては、事業の進め方を大きく変える必要性に迫られているため、必然的に従業員の仕事の仕方も変化します。 従業員の仕事が変化するため、従業員に新しいスキルを身につけてもらう必要があります。
環境変化への対応の必要性
デジタル化の波は、企業の事業運営(バリューチェーン)そのものの変化を強要します。 変化させなければ、競合に負けてしまい競争力が低下してしまうからです。現代は、デジタル技術を活用して、いかに優れた効果効率でに顧客へ価値を届けるのかという競争軸に移行しているのです。 一方、顧客はデジタルを活用し、自分に合ったサービスや商品を購入/評価する時代です。 このように、企業は顧客と競合がデジタルを活用する時代に、環境変化への対応を迫られているのです。
人材管理の変革の必要性
環境変化に対応し、競争を勝ち抜くための人材管理の在り方も見直しが必要です。 環境変化への対応が求められる現在、意図のない配置転換や「何とか現場が育成してくれるだろう」という現場依存の能力開発は、通用しなくなったといえるでしょう。 スピード感が遅く、能力の発揮度合いが見えづらい方法論に頼るのは、この先の環境変化への対応が期待できません。 デジタルを活用した仕事の進め方、成果の出し方といったスキルを最定義したうえで、従業員の再教育を図っていく方向への変革が必要です。
リスキル実現のための人材育成の在り方
スキルの再定義
リスキル実現のためには、環境変化への対応を盛り込んだうえで、スキルを適切に再定義することが必要です。 環境変化への対応を考慮せずに、今までの人材育成の延長線上では従業員のリスキルは不可能です。 例えば、営業職は非対面での営業力を強化する必要があり、「顧客との関係構築」というスキルではなく、「非対面の状況でデジタルツールを活用し、顧客の問題解決を支援しながら最適な提案ができる」というスキルに変えることが必要です。 製造職では、溶接や目視による確認作業といった作業をロボットで行うと、その仕事は人が不要になります。今後必要になるのは「目視の正確さ」ではなく、「ロボットを活用して全体の生産性を上げる」、「ロボットと人がどう役割分担すれば最適なのかを考えられる」といったスキルになっていくでしょう。 このように、変化に適応するためにスキルを再定義することが必要です。
人材育成の変革
多様なキャリア観と育成の接続
具体的なリスキル促進
主体性や気づきを促す仕組みと仕掛け
- ・企業の置かれた状況と今後の変革メッセージを伝える
- ・個人のありたい姿や志向する働き方を言語化する
- ・会社からのメッセージと個人のありたい姿を重ね合わせる
ポータブルなスキルとの連動
リスキルの効果測定
「 研修をしてもその場限り 」「 社員が受け身で学ばない 」を解決!
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■資料内容抜粋
・大人たちが学び続ける「Schoo for Business」とは?
・研修への活用方法
・自己啓発への活用方法 など
リスキルは企業が環境変化への対応を迫られた結果として、必要性が叫ばれています。 変革のための必要なスキルセットを見える化し、人材育成施策を展開していくことが必要です。 リスキルは、どうしても企業にとって必要だからというメッセージが強調されがちです。会社から押し付けるだけでは、従業員の「学ぶ」モチベーションがあがりません。リスキルを個人にとっての意味合いに落とし込んで、「学ぶ」モチベーションを高めることが必要です。当記事をきっかけに、従業員のリスキルの具体的な実現策を検討されてみてはいかがでしょうか。
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