これは知らない人はいない一般的に使われている分析手法。
どこでBUY(買)SELL(売)するか確認してみよう。
(出典:第一次通信教育講座 テキスト1分冊2018 Ver.テクニカル指標一覧 7)
FXテクニカル分析とは?初心者におすすめ9種類を現役プロが解説
鈴木拓也
動画をご覧になった方も、記事で復習すれば、効率的な学習になりますよ。
FXテクニカル分析とは
テクニカル分析とは、 チャートを使って過去の値動きから、将来の価格を予想する手法 のことです。
ちなみに、将来の価格を予想する方法としては、テクニカル分析とファンダメンタルズ分析の二つがあります。
- ファンダメンタルズ分析:経済状況や各国の金融政策の動向を分析して相場を予想
- テクニカル分析:チャートを使った値動きの分析によって相場を予想
トレンド系とオシレーター系
テクニカル分析は大きく分けると、以下の「トレンド系分析」と「オシレーター系分析」の2つに分けられます。
- トレンド系:トレンドを認識したり、またはその発生を予想
- オシレーター系:買われ過ぎや売られ過ぎを判断
トレンド系のおすすめテクニカル分析6種類
為替相場の動きは、上昇するか、下降するか、それとも横ばい(レンジ)かの3つしかなく、 トレーダーは上昇している時は“買い”、下落している時は“売り”、横ばいの時は“様子見”の選択肢 しかありません。
上昇トレンド | 下降トレンド | 横ばい | |
---|---|---|---|
相場環境 | ![]() | ![]() | ![]() |
取引 | 買い | 売り | 様子見 |
トレンド系のテクニカル分析が使いこなせるようになると、 トレンドを見極めトレンド方向に仕掛けることが出来る ので、面白いくらいFXで利益を上げられるようになります。
ラインでトレンドを把握する「トレンドライン」
トレンドラインとは過去の高値と高値、安値と安値を斜めに結んだ線のことです。
上昇トレンドライン | 下降トレンドライン |
---|---|
![]() | ![]() |
例えば、上昇トレンドラインが引ければ「上昇トレンド」が発生していると判断でき、ライン上での反転を狙って買いを仕掛けることができます。
また、一度引けた上昇トレンドラインが下にブレイクしたら、上昇トレンドの勢いが弱まっていると認識できます。
過去一定期間の平均値を結んだ「移動平均線」
移動平均線とは過去一定期間の終値の平均値を結んだ線のことです。
例えば、下図のように移動平均線(青線)を表示した場合、その線の向きを確認することで、下降トレンド、上昇トレンド、横ばい(レンジ)の判断を行うことができます。
移動平均線には、トレンドの把握に加えて、「グランビルの法則」という非常に有名なトレード手法があります。
水平に引くライン「水平線(サポート・レジスタンスライン)」
水平線とは、高値と高値、安値と安値を水平に結んだ線のことです。
高値と高値を結んだ線をレジスタンスライン、安値と安値を結んだ線をサポートラインと呼び、そのラインで価格が反転する可能性があります。
水平線は非常にシンプルで簡単ですが、水平線だけで稼いでいるトレーダーもいるくらい重要なテクニカル分析になります。
テクニカル分析はこれだけで十分
知識
MACD(通称マックディー)は、トレンド分析の中でも人気のある指標の一つです。
「移動平均収束拡散」又は「移動平均収束乖離」などとも呼ばれています。
単純移動平均とは異なり、直近の終値に重みを付けた計算法です。
売買シグナルの判断に使用します。
長所:トレンド形成時に威力を発揮します。
短所:ボックス相場には不向きです。
買いシグナル
MACDとMACDシグナルの ゴールデンクロスで買い。 (図表の買①)
ゴールデンクロス後、MACDが 0ラインを超えた 時点で本格上昇 テクニカル指標一覧 とし追随買い。(図表の買②)
売りシグナル
MACDとMACDシグナルの デッドクロスで売り。 (図表の売①)
デッドクロス後、MACDが 0ラインを下回れば本格下落 し追随売り。(図表の売②)
活用ポイント
1)パラメータ値は、短期EMAが12、長期EMAが26、MACDシグナルが9に設定する場合が多いです。パラメータ値によってシグナルが変わります。
銘柄ごとやマーケット状況に応じてパラメータ値の変更が必要です。
2)RSIとの組み合わせたテクニカル分析が有効です。
3)どのテクニカル分析に言えることですが、完璧、万能ではありません。
その時の相場や地合によって有効性が変わってきます。過信は禁物です。
長所:ボックス相場での的中率が高い。
短所:トレンド形成時には不向きです。ダマシに終わることが多々あります。
■逆張りシグナルとして活用
RSIの数値が大きい程、相場が強く、反対に数値が0%に近いほど相場は弱いと判断します。
そして、RSIが70%~80%を超えると買われ過ぎ、反対に20%~30%を割り込むと売られ過ぎと判断します。
■相場の転換サインとして活用(ダイバージェンス)
実際の値動きが直近の高値を更新(または安値を更新)しているのに、RSIが高値(安値)を更新していないというように、値動きとRSIの動きが逆行することをダイバージェンス(逆行現象)といいます。
直前までの値動きのトレンドが続かずに相場の調整や反転を示唆する有力なサインとして有効的です。
FXのテクニカル分析とは?初心者でも使える手法一覧と注意点を徹底解説
GMOクリック証券
おすすめポイント
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最低取引単位 | 通貨ペア数 | 取引手数料 |
---|---|---|
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0.2銭(米ドル) | 可能 | 最大300,000円 |
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LINE FX
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おすすめポイント
- LINEアプリから取引できる
- 重要情報がLINEで通知される
- 1000通貨単位から取引できる
最低取引単位 | 通貨ペア数 | 取引手数料 |
---|---|---|
1,000通貨 | 23通貨ペア | 無料 |
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0.2銭(米ドル) | 可能 | 最大50000円キャッシュバック |
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LINE FXは、 LINEアプリから取引できる ことが大きな特徴です。
「FXをちょっと始めてみたいけど、PCでやるのは難しそうだし、スマホで軽く始めたい」という方に向いています。
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外為どっとコム
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1,000通貨 | 30通貨ペア | 無料 |
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0.2銭(米ドル) | 可能 | 最大302,000円 |
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外為どっとコムの口コミ
FXのテクニカル分析の種類と特徴
特徴①:トレンド系指標
トレンド系指標は、 順張りの取引をする時に役立つ指標 です。
特徴②:オシレーター指標
オシレーター指標は、 現在の状態が買われ過ぎなのか、それとも売られ過ぎなのか判断する時に役立つ指標 です。
特徴③:サイクル理論
サイクル理論とは、 FX取引の上昇と下降のサイクルの法則を見つけ出して取引に応用する方法 です。
1dayサイクル | 1日 |
---|---|
4Hサイクル | 5日~8日程度 |
トレーディングサイクル | 10日~18日程度 |
メジャーサイクル | 20日~35日 |
プライマリーサイクル | 18~30週 |
季節サイクル(中間サイクル) | 12~20か月 |
長期サイクル | 40~100か月 |
トレンド系おすすめテクニカル分析7つ
トレンドライン
トレンドラインは、 FXの テクニカル分析の中でも一番基本になる分析方法 です。
トレンドラインを引くツールは用意されていないことが多いので、 基本的には目視で判断 することになります。
移動平均線
移動平均線は、 実際に使う人がとても多いトレンド系のFXテクニカル分析 です。
移動平均線とは、 一定期間の平均価格の推移をグラフにしたもの です。
- ゴールデンクロス
短期間の移動平均線が長期間の移動平均線の下から上に突き抜けた時には買いの合図 - デッドクロス
短期間の移動平均線が長期間の移動平均線の下から上に突き抜けた時には売りの合図
水平線とは、 2つ以上の安値もしくは、2つ以上の高値を水平に結んだ線のこと です。
安値を結んだ線のことを サポートライン 、高値を結んだ線のことを レジスタンスライン と呼びます。
そのため、 逆張りで使われることも多いFXのテクニカル分析 です。
反転パターン
反転パターンとは、 これから相場の流れが逆転すると予想されるチャートの形 のことです。
- Wトップ
価格が上昇したものの、一度少しだけ下がり、もう一度上昇するも同じような価格で再び下がり、前回下がったラインを突破した状態
→ 売りサイン - Wボトム
価格が下落したものの、一度少しだけ上がり、もう一度下落するも同じような価格で再び上がり、前回上がったラインを突破した状態
→ 買いサイン - ヘッドアンドショルダー
価格が上昇した後下降し、次に高値を更新したものの再び下がり、次には高値を更新できず下がった状態
→ 売りサイン - 逆ヘッドアンドショルダー
価格が下降した後上昇し、次に安値を更新したものの再び上がり、次には安値を更新できず上がった状態
→ 買いサイン
継続パターン
継続パターンとは、 これまで起こっていた相場の流れが継続すると予想されるチャートの形 のことです。
- レクタングル
上昇、もしくは下降トレンドが続いていた状態で、一時的にレンジ相場が発生している状態
→ 順張りのサイン - シンメトリカルトライアングル
トレンドが上昇もしくは下降している状態で、一時的にだんだん上値が下がり、下値が上がっていくレンジ相場が発生している状態
→ 順張りのサイン - アセンディングトライアングル
トレンドが上昇している状態で、一時的に上値は維持され下値は上がっていくレンジ相場が発生している状態
→ 上昇のサイン - ディセンディングトライアングル
トレンドが下降している状態で、一時的に下値は維持され上値は下がっていくレンジ相場が発生している状態
→ 下降のサイン - フラッグ
上昇、もしくは下降トレンドが続いていた状態で、一時的に相場の流れとは逆方向のレンジ相場が発生している状態
→ 順張りのサイン - ペナント
小さなシンメトリカルトライアングルが発生している状態
→ 順張りのサイン - ウェッジ
下値の切り上げスピードのほうが速いレンジ相場が発生している状態
→ 順張りのサイン
ボリンジャーバンド
ボリンジャーバンドは、 相場の振れ幅を測定して統計学的にこれからの価格の変動範囲を予測する指標 です。
ボリンジャーバンドとは、 中央にあるミッドハンドと、その外側にある上下3つずつのラインで構成 され、 上下のラインのそれぞれに近づくほど異常な値 とされます。
そのため、上下のラインに近づいている状態で逆張りのエントリーに使われることが多いFXのテクニカル分析ではあるのですが、 本来は順張りのために使われる指標 です。
一目均衡表
一目均衡表は、 日本で開発されたテクニカル指標 です。
基準線 ・ 転換線 ・ 遅行線 ・ 先行スパン1 ・ 先行スパン2 という、5つの補助線があり、 先行スパン同士の間が「雲」と呼ばれる部分 になっています。
テクニカル指標(MA/BB/一目均衡表/MACD/RSI/RCI等)一覧と確認方法
よし、ではこのページを表示させながら
チャートを見てみよう。
楽天証券Appだとこれね☟
- 移動平均線
複数線分析も大切(2つや3つの移動平均線を使い分析)
GC(ゴールデンクロス):長期を短期が下から上に突き抜けた時点
・GC(ゴールデンクロス)
・DC(デッドクロス)
グランビルの8法則
これは知らない人はいない一般的に使われている分析手法。
どこでBUY(買)SELL(売)するか確認してみよう。
(出典:第一次通信教育講座 テキスト1分冊2018 Ver.7)
- ボリンジャーバンド
で、どういうことかというと☟
-
テクニカル指標一覧
- 一目均衡表
三役好転とは?
①転換線が基準線を上回る状態で、基準線の横ばい若しくは上昇が伴うこと
②遅行スパンが当日を含む26日前の相場を上回ること
③現在の相場が抵抗線を上回ること
この3つがそろうことを三役好転といい「買いのポイント」となります。
あと、抵抗帯(雲)について
基準線と同様に相場の強弱を確認するものなんだけど
・現在の相場が抵抗帯より上に位置している場合は「強い相場」。逆は弱い相場。
・中勢または大勢の抵抗線で、上げ相場は押し目の限界。下げ相場では戻りの限界。上抜けると転換という意味。
・雲の厚さは薄ければ過去のしこりが少なく、抜けやすい。雲が厚いと、抜けるのも一苦労。
逆に、価格が下降トレンドにあるときは大半の期間で短期が長期の下にあるのでMACDは負の値となる☟
- RSI(相対力指数:Relative Strength Index)
①高値警戒圏は株価指数で70%、個別銘柄で80%以上。
安値警戒圏は株価30%、個別20%以下。
②でも売買のゾーンでなく、抜け出すタイミングを売買判断のポイントにする。
③上昇トレンドにあるときは、RSI50%以上と考えられる(だってみんな欲しいから、50%は基準になるでしょ?)でも悪いニュースや一時的な需給バランスの崩れには注意。
FXのテクニカル分析とは?種類や初心者におすすめの指標、基本的な手法を紹介
ちなみに、当社GEMFOREXが採用している取引プラットフォーム「MT4」や「MT5」でも移動平均線やその他のテクニカル指標を利用することができます。
また、これからFX取引の練習を行いたいと考えている方に向けて、口座開設ボーナスとして最低でも10,000円分の証拠金をプレゼントしているので、ぜひ受け取ってみてください。
(テクニカル分析がハマれば、ボーナスを50,000円、100,000円と増やすチャンスです。)
テクニカル分析をするときの注意点
相場分析においてテクニカル分析は必須と言えますが、軽く参考にすればそれだけで連戦連勝できるほど簡単なものではありません。
あくまで過去にあった類似のパターンから、確率的に高い結果を教えてくれるだけであり、盲目的に使っていると逆に損失の元にもなります。
ここではテクニカル分析を使う際の注意点をいくつか上げておきます。
必ずしも絶対ではない
しかしそれらが確実に当たり、期待通りの結果を生むとは限りません。
テクニカル分析は過去のデータを元にはしていますが、未来を完全に予測するものではないからです。
ある程度の予測は可能でも、それらを信じすぎて安易にポジションを持つのは危険です。
それぞれの手法の特性や限界を理解して活用するようにしましょう。
エントリーと同時に損切り設定もしっかり行い、資産を保全するのも忘れずに。
突発的な出来事には対応できない
テクニカル分析は相場における過去のデータのみを使うため、現実社会での出来事は、結果に一切反映されません。
しかし実際の相場は、大きなニュースや事故、災害などから大きな影響を受けています。
そのためテクニカル分析だけで相場の予測に取り組むのは、さすがに少し無理があります。
外部の情報を収集分析するファンダメンタルズ分析も、最低限は取り入れていく必要があるでしょう。
それが難しい場合、FX取引は世間が穏やかな平時に限って行い、不安定要素がある場合は様子見して手を出さないというのも賢明です。
相場は時に、予想もしない出来事で急変することがあります。
しかしさまざまな角度から分析することで、予測の精度を上げていくことは可能です。
テクニカル分析とファンダメンタルズ分析をバランスよく使うことも相場分析では欠かせません。
ダマシに気をつける
テクニカル分析の大敵に「ダマシ」があります。
ダマシは一見、分析結果通りの値動きをするように見えていながら、いざとなると想定外に急転してしまう現象を言います。
分析を信じてエントリーしたのに、一気に逆方向に動いてマイナスとまり、まるで騙されたように感じるのがまさに「ダマシ」の特徴です。
ダマシは自然発生的に生まれる場合と、機関投資家のような大口トレーダーが大量の取引をするなどして起こす人為的な場合の2つがあります。
人為的なケースでは、ダマシにいたる過程もテクニカル的に不審な動きが出ることがあるので、より慎重な分析が回避策です。
自然発生する場合でも、指標となるラインや数値を完全に超えてからエントリーすると、ダマシを回避できる可能性が高まります。
複数の指標や時間軸で分析結果が一致しない
1つでは不完全なテクニカル的を少しでも補完するため、複数の手法を取り入れていくのは、基本的には望ましいスタイルです。
しかしその場合、手法同士で結果が矛盾してくるケースが出ます。
例えば、「ボリンジャーバンドでは急上昇の形状なのに、一目均衡表では待ちのサインだ」「移動平均線ではゴールデンクロスなのに、RSIではデッドクロスだ」など。
まず整理しておきたいのは、トレンド相場とボックス相場では、使う手法を切り替えることです。
トレンド系とオシレーター系で、結果が違っているのは珍しいことではありません。
逆に同じ結果が出ている場合は、信用度が高まるケースもあります。
時間軸については、複数の時間足で分析結果が揃ったら信用するのが原則です。
時間足ごとにバラバラな場合は、静観するのが安全でしょう。
【FAQ】テクニカル分析に関するよくある質問
テクニカル分析は意味がない?
テクニカル分析を完全なものだと過信している人から見ると、「テクニカル分析は意味がない」と感じることもあるでしょう。
とくに「ダマシ」にやられてしまうと、精神的にもダメージがあります。
しかしテクニカル分析をまとめて「無意味だ」と切り捨てるのは、あまりに言い過ぎでしょう。
少なくとも、チャートには多くのトレーダーの心理や決済行動が凝縮されており、一定の確率で過去の動きが再現されます。
また、テクニカル分析を根拠に売買判断をするトレーダーが多い以上、冒頭に述べたような「自己予言の成就効果」も生まれる側面もあるのです。
そしてテクニカル分析は見た目が分かりやすいため誤解もされますが、使いこなすには相応の熟練さを要求されます。
「テクニカル分析は意味がない」と言っている人は、果たしてFX取引のエキスパートでしょうか?
簡単だと思って触ってみたけど、スキル不足で使いこなせなかっただけかもしれません。
現実的に、多くのトレーダーが大なり小なりテクニカル分析を取り入れ、FX取引をしています。
テクニカル分析は意味がない、なんてことはありません。
初心者におすすめのテクニカル分析の組み合わせ方は?
初心者は移動平均線から使ってみて、慣れたら他の手法を取り入れると良いと述べましたが、具体的におすすめなのはRSIです。
テクニカル分析は方向性のある相場に強いトレンド系と、方向性のない相場に強いオシレーター系があります。
移動平均線はトレンド系ですから、組み合わせるとしたらオシレーター系です。
中でもRSIはオシレーター系の代表で多くの人に使われており、見た目や使い方もシンプルなため、初心者にも扱いやすい指標と言えるでしょう。
その他、ライン分析は相場の性格とは関係なく、どのような場面でも通用する手法です。
あらゆるテクニカル分析と組み合わせて使え、判断材料を補強したり、逆に折り合わない場合はトレードの失敗を未然に防げもします。
チャートの描画機能を使って、試しにラインを引いてみましょう。
移動平均線の期間について、どれを使えばいいかがわかりません
結論としては相場の推移が見やすくなり、ゴールデンクロスやデッドクロスが見て取れれば、どの組み合わせでも目的は達成されていると言えます。
強いて言えば、多くの人が見ている移動平均線を使うと、よりチャートの動きが見やすくなるでしょう。
よく使われている期間は、5・10・15・20(21)・25・50・75・100・200などです。
ここから、トレードスタイルが短ければ短い期間を、長ければ長い期間を中心にセットを組むのが基本になります。
スキャルピングなら「5・15・100」、デイトレードなら「20・75・200」、スイングトレードなら「75・100・200」などです。
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