ダウ理論とは?6つの法則と上昇トレンド・下降トレンドの定義を解説
FX分析方法
ダウ理論を構成する 「6つの法則」 や 「上昇トレンドと下降トレンドの定義」 は、多くのFXトレーダーが分析に活用しています。
また、 ダウ理論はすべてのテクニカル分析の基礎 であり、さまざまな手法で取り入れられています。
ダウ理論 6つの法則
ダウ理論は、以下の6つの法則から成り立っています。
1.FXのダウ理論とは 平均はすべての事象を織り込む
第1の法則となる 「平均はすべての事象を織り込む」 とは、言葉のとおり「すべての出来事はチャートに織り込まれている」= 「チャート上の値動きだけ分析すれば充分」 であることを意味します。
2.トレンドは3種類に分類される
ダウ理論では、 主要(長期)トレンド 、 二次(中期)トレンド 、 FXのダウ理論とは 小(短期)トレンド の3つにトレンドを分類しています。
短期、中期、長期のうち 「どのトレンドに沿って利益を狙うか」を決めてトレードしましょう。
3.主要トレンドは3段階から成る
ダウ理論では、 「主要トレンドは3段階から成る」 といわれています。
▼ 先行期(第1段階)
投資家が底値買いをする時期。緩やかな上昇が見られる。
▼ 追随期(第2段階)
先行期の緩やかな上昇に反応した投資家が買いを入れ、市場全体がその動きに追随し、価格が大きく上昇する。
▼ 利食い期(第3段階) FXのダウ理論とは
トレンドの最終段階。価格上昇をとらえた素人や初心者投資家も参入するためさらに価格は上昇する。
一方で第一段階、第二段階で買いを入れていた投資家達の利確(決済)が加わることで、やがて上昇トレンドは終了する。
そのため、 トレンドの勢いがつき始めた追随期でポジションを持つと、利益が伸ばしやすくリスクも少ないトレードが可能 です。
4.平均は相互に確認されなければならない
FXの場合は、株のように銘柄はありません。
しかし、 複数通貨監視している場合は相 関・逆相関の考えを用いて通貨ペアを観察し、動きが分かりやすい通貨を選び出すことが可能 です。
USD/JPYが弱気 (下向き) 、EUR/USDが強気 (上向き) 、EUR/JPY (上向き) が強気だったとします。
USD/JPYが弱気 (下向き) =ドルに対して円が強い=USD<JPY となります。
同様に、EUR/USDが強気 (上向き) =EUR>USD、EUR/JPY (上向き) =EUR>JPYということが、わかります。
上記から EUR>JPY>USD という関係性が導き出されます。
なぜなら、 1番強い通貨×1番弱い通貨のペアは通貨の強弱差が大きく、動きが読み取りやすい からです。
5.トレンドは出来高でも確認されなければならない
6.トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する
なぜなら、「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで続く」ではなく、 「トレンドが反転しているところに明確な反転(転換シグナル)が確認できる」 からです。
上昇トレンドと下降トレンドの定義
ダウ理論において、 上昇トレンドは「高値と安値がそれぞれ切り上がっている」下降トレンドは「高値と安値がそれぞれ切り下がっている」 と定義されています。
- 上昇トレンド=高値と安値がそれぞれ切り上がっている
- 下降トレンド=高値と安値がそれぞれ切り下がっている
ダウ理論を用いたトレード(具体例)
前章で説明したとおり、「上昇トレンド=高値・安値ともに切り上げている」です。
つまり 上昇トレンドが続いている限り、高値と安値は切り下がりません。
相場が 上昇トレンドの場合は、買いエントリーすることが主な戦略 です。
そして、買い戦略では少しでも有利な位置でポジションを持つ為に、 押し目買い(相場が上昇している局面で、一時的に下がったタイミングで買いを入れること) が基本となります。
上のチャートの 緑線 で囲っている部分をご覧ください。
上昇トレンドが発生した 1度目の高値付近まで相場が下降し、陽線で確定 しています。
これを 「陽転」 といいます。
利確は、 チャートの左側( 過去 )から算出 しましょう。
ダウ理論を意識することでトレードスキルがUPする
ダウ理論の中でも「6つの法則」は覚えておきたい項目です。
また、さまざまなテクニカル分析の手法で取り入れられる 「上昇トレンドと下降トレンドの定義」は、特に重要 です。
【ダウ理論6つの基本原則】重要性とリアルトレードでの使い方/FX初心者の失敗回避!
初心者の方の知っておいた方が優位な、チャート分析の基礎「ダウ理論」の基本的な考え方を解説します。
まずそれぞれの基本的に知っておくべきことを一項目ずつ徹底的に調べてみるのが早道ですが、最終的には下記3つは一元的にまとめて「 一つの流れ 」だと考えて良い思います。
上記理論法則は繋げて一元的に考える!
「グランビルの法則」=「エリオット波動」+「ダウ理論」+ MA
どれも「トレンドフォーロー」の基本となる考え方ですが、この考え方が身につくと フラクタルなトレードの「上位トレンド方向への順張り/カレントトレンド逆張り」という考え方 も見えてきます!
大切な基本的考え方!
トレードにおいては「 結果がそのような結果になる傾向が強い考え方 」程度に理解してください!
ダウ理論基礎
19世紀終わりにチャールズ・ダウが提唱し ダウ理論6つの基本原則はテクニカルトレードの基礎となっています。
古典的理論で古いという方も以前はいましたが、noahfxではトレード手法=「ダウ理論」状態 w 、 内容はごく当たり前のことなので 嬉しいことに現在ダウ理論重視の若いトレーダーさんが 増えてきているようです。
ダウ理論を構築する「 6つの基本原則 」は、トレードを数年経験すれば誰でも遅かれ早かれ気づく「当たり前のこと」ですが、「当たり前のこと」であってもシンプルな一つ一つの原則をどこまで理解し トレードで実践活用できているかは、 そのトレーダーさんのトレード結果を見れば明らかと言えるほどの重要ポイント です。
「ダウ理論・エリオット波動・グランビルの法則」はシンプルで当たり前でそして偉大!
※「当たり前」という表現が多く出てくると思いますが、これは悪い意味で言っているのではなく「初心者からチャートを見始めて いろんな方法を試してみたりまた自分で考えた手法を試したり3年も継続すればほとんどの理論や法則と呼ばれているものは自ずと見えてくる 」という意味で使っています。
この期間の短縮ショートカットで 多くの時間とその間に失ったであろうトレード資金が節約できるという点で「ダウ理論・エリオット波動・グランビルの法則」は偉大 なのです。
- 「価格は全ての事象を織り込む」
- 「トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される」
- 「主要なトレンドは3つの段階から形成される」
- 「価格は相互に確認される必要がある」 FXのダウ理論とは
- 「トレンドは出来高でも確認されなければならない」
- 「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」
①「価格(平均株価)は全ての事象を織り込む」
株価やプライスは経済的要因・地理的要因、マーケットメーカー/主に株価、の動向、それらを監視している一般投資家の 一時的な バイアスでコアから離れ乖離し上下します。
「 当たり前 」 ですが チャートに記録される株価はそれらの情報がすべて投資家の頭の中/今ではコンピュータ、を通過し判断材料になり買われたり売られたりしているわけですので、「価格プライス」にはエントリーされた時のこれらの情報が当然すべて織り込まれていることになります。
テクニカルトレードでは基本的にすべてのニュースなどをチェックしなくても「価格」の 値動きだけを見ればいい ということになります。
チャート分析の方法はインターネット・パソコンのない時代からジェシー・リバモアさんなどのように手書きのチャートで独自の手法を駆使して行われていた時代もありましたが、ネットで瞬時にニュースや情報が飛び交う現在において チャート分析は最重要であることは間違いない でしょう。
②「トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される」
2つ目の基本原則は「 トレンドは短期・中期・長期の3つに分類される 」です。
トレンドを 3つに分けて 考え、主要トレンドを 3段階に分けて 考え、エリオット波動のように トレンドを3波 として捉え、フラクタルチャートではカレントと上位・下位 3つのタイムフレームで考える ことを基本的にしてます。
短期トレンド | 通常:1時間~1か月程度 | 現在:デイトレ・スキャル |
---|---|---|
中期トレンド | 通常:数週間~数か月程度 | 現在:スウィング・中期 |
長期トレンド | 通常:1年~数年間 | 現在:中期以上 |
MT4を使用している場合、 例えば デイリータイムフレーム表示で3段階で表示した場合1.5年分程度のキャンドル/ロウソク足が表示で きます 。
日足/Dailyチャート上記チャート/ポンド円のDailyチャート/デフォルトでレッドラインのMAは20です。
全体の期間が 15ヶ月程度/約1年半弱 程度です。
丁度区切り良く転換していましたので、直近の高値安値にブルーの水平線とイエローの斜線の「 フィボナッチ・リトレースメント 」を引いてみました。
上記ブルーラインの下から2番めの戻り、35.2ラインまで現在押し目/リトレースされて止まっているのが確認できますが、ここから再度下に押し戻されるのかまた下から三番目の61.8ラインまで更に伸びるのかがテクニカル的にはキーになります。
フィボナッチ・リトレースメントは別記事で少し説明していますので興味のある方はご覧ください。
次に 下記チャートは同じチャートを 4時間タイムフレーム表示したものですが、3ヶ月弱分程度のキャンドル/ロウソク足が表示 できます 。
4時間足チャート 4時間足では 3週間前辺りから上昇トレンドを形成しています。
Dailyチャートを見てもう一度確認していただきたいのですが、 この上昇はDailyチャートでは終わりの15本分程度 になります。
日足/Dailyチャート
トレンドの要素はトレードに於いて重要な要素なのですが、慣れないと混乱しやすいので徹底的に慣れるまで整理しておく必要があります。
4時間足チャート
このようにいろんな角度からチャートを時間軸を替えて見ながら皆さんトレードしていますので、初心者の方も模索してみてください。
「 エリオット波動の基本的な考え方・パターンと効果的な使い方!」
次に下記チャートは同じチャートを 1時間タイムフレーム表示で6段階のズームアウトの4段階表示したものですが、3週間分程度のキャンドル/ロウソク足が表示 できます。
1時間足チャート トレード手法はそれぞれのトレーダーさんの全く自由な考え方で問題ないとも言えるのですが、もしデイトレード・スキャルピングで今ひとつ安定感がないと思われている方は、上位足のトレンドや環境を見ることがトレードの安定に繋がる場合が多いので参考にしてみてください。
次に下記チャートは同じチャートを、 15分足タイムフレーム表示で6段階のズームアウトの4段階表示したものですが、4日分程度のキャンドル/ロウソク足が表示 できます。
15分足チャート 少し寄り道ですが、日付変更を確認する便利なインジがあります。
「 vertical_time_lines 」というインジですが、下記のように(ちょっと見にくかったらお許しください)マーケットの始まりや時間区切りをカスタム表示できます。
検索ですぐに探せると思います。/「 vertical_time_lines 」 ここまで4つのタイムフレームで同じ通貨ペアの見てみましたが、いかがでしたでしょうか?
この 15分足タイムフレーム表示 で、4日間ほどに限れば若干レンジ傾向で動いていることが分かります。
再度Dailyチャートを思い出していただきたいのですが、下から2番めのブルーラインで、 頭を抑えられて上昇が一度止まっていましたが止まっていた要因の一つがこの「32.8」ライン だったわけです。
15分チャート
日足/Dailyチャート
下から2番めのブルーのラインと上記15分足のブルーのラインは同じものです。
このように更にバラバラにイメージされた 「エリオット波動・ダウ理論・MA/移動平均線」が、「グランビルの法則」で一つのイメージにまとまり、一元化し始め「グランビルの法則」がチャート上で浮き出て見えてくるようになると、優位性のあるトレードのプランが組み立てられる ようになります。
③「主要なトレンドは3つの段階から形成される」
3つ目の基本原則は「 FXのダウ理論とは 主要なトレンドは3つの段階から形成される」 です。
第一段階 | 先行期 |
---|---|
第二段階 | 追随期 |
第三段階 | 利食期 |
様々なトレード知識を得ることも大事なのですが、このような基礎的な考え方を奥深く広げながらリアルトレード上でもトライ&エラーしながら、 シンプル化/一元化し自分のトレードイメージに「一貫性」ができ始めると「オリジナルの自分の手法/トレード条件」がはっきり見え始めてくる と思います。
下記は 「エリオット波動」 「グランビルの法則」ですが、この 「主要なトレンドは3つの段階から形成される」のダウの原則も①②③と全く同じ考え方 になりますので、一元化して一つのイメージにしても問題ないです。
エリオット波動 グランビルの法則
先行期/第一段階
一般的には、 小口投資家はこの段階ではトレンドの発生を確認しにくいため、 第1波目は行動を起こしにくい段階 で FXのダウ理論とは す。
追随期/第二段階
追随期/第二段階は先行期/第一段階の緩やかなトレンドに反応し、トレンドを確認し始めた一般のトレーダーも買いを入れ始め、市場全体がその動きに追随し価格が大きく上昇しますので、エリオット波動の第3波に当たるこの時期はバイアスも働いて乖離しながら上昇していく場面がよく見られ、 一般投資家トレーダーでも一番取りやすい場面 に入ります。
利食期/第三段階
価格上昇を遅れながら確認できた初心者の一般投資家トレーダーも参入し、さらに価格が上昇しますが、 マーケットメーカーの大口投資家トレーダーが利食いを行うポイント でもありますので、高値づかみにならないよう細心の注意が必要になります。
ここでマーケットメーカーの大口投資家トレーダーのエグジットが本格化し始めると 追随期/第二段階にエントリーした投資家トレーダーの利確も加わり上昇トレンドが終了の方向へ 向かいます。
利食い期/第三段階で 高値掴みさせられた 初心者の 投資家トレーダーはロスカットせざるを得なくなり、 ロスカットも加わるので売り一色となりトレンドは完全に収束します。
テクニカル分析のポイントは、 エリオット波動の第3波に当たる追随期/第二段階でトレンドをうまく捉えられるかになってきますので、 初心者の方は特にそのポイントに集中して手法をイメージしたりプランを考えたりすることが上達の早道 になります。
初心者トレーダーさんは、まず ダウ理論「追随期/第二段階」、同じポイントのエリオット波動「第3波」に集中 し、リアルトレードで資金を抑えてトラー&エラーをテストしてみて、 ある期間安定的に利益が増えてくる段階に洗練できましたら、本格的トレードにトライ することをオススメいたします!
④「価格は相互に確認される必要がある」
4つ目の基本原則は「 価格は相互に確認される必要がある 」です。
ダウ理論では 例えば 株式市場で工業平均株価と鉄道平均株価のトレンドには相関関係がみられるはずで、 工業関連の景気が好調であれば工業製品を運ぶ鉄道関連の景気も良くなるはずだと言っています。
FXでも考え方は同様ですので、CFD・INDEXは基本的な動きは抑えておきたいです。
① 東京時間/アジア・オセアニア
日経225とUSDJPY・ GBPJPY・EURJPY・ AUDJPY・AUDUSD・GBPAUD・EURAUD他、など アジア・オセアニア関連通貨の相関関係と逆相関関係/基本的に同期 を確認 します。
② ロンドン時間/欧州ヨーロッパ市場
この時間帯はFXで一番取引量の多くなる時間帯ですので、ボラティリティも最高値になることも多く激しい値動きになりトレンドも出やすくなりますので、 FXトレーダーにとっては最大のチャンス時間 になります。
イギリスの1日の取引量は アメリカの1兆3000億を大きく上回り2兆4000億を超えており堂々の世界第1位 のマーケット・市場となります。
上記のUSDJPY・ GBPJPY・EURJPY・ AUDJPY・AUDUSD・GBPAUD・EURAUD に加えて GBPUSD・EURUSDなどの欧州通貨の相関関係・逆相関 係 関 FXのダウ理論とは とGBPとEURの強弱の 確認 をします。
③ アメリカ時間/ニューヨーク市場
上記と同様に、USDJPY・ GBPJPY・EURJPY・ AUDJPY・AUDUSD・GBPAUD・EURAUDに加えて GBPUSD・EURUSDなどの欧州通貨の相関関係・逆相関 関係 FXのダウ理論とは とGBPとEURの強弱の 確認 をしますが、ロンドンマーケットがクローズすると参加者がピークを過ぎて減り始めるので大きな材料がない場合は、ボラティリティも小さくなる場合が多いです。
それぞれのマーケットでの 相関関係・逆相関関係に目を向けていると、 その日の主導的通貨を見極めることが出来る ようになってきます ので、優位にトレードするための大事な要素 になります。
たまに世界的な材料でFXが大きく動く場合は一日を通して相関関係・逆相関関係が現れることがありますので、 世界的な流れと各マーケットでの主導的な通貨ペアと方向性は常に意識して捉えておく ことが大事です。
また指標発表時、 金利や失業率、小売売上高その他FXに影響が直接的に現れる指標もありますので、初心者の方はできればノーホールドで通過 して指標確定後の荒い動きが収まる頃からの参加が安全で取りやすい時間帯になります。
⑤「トレンドは出来高でも確認されなければならない」
5つ目の基本原則は、「 トレンドは出来高でも確認されなければならない 」です。
FXの場合は出来高を知ることは出来ないですが「OANDA FXラボ」さんの「OANDAウィジェット」
https://www.oanda.jp/lab-education/widget/
を利用する とある程度把握できます。
⑥「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」
6つ目の最後の基本原則は、 「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」 ですが、この原則は イグジット/テイクプロフィットとロスカットをプランする上で、非常に大事な要素 になります。
トレードでよく利用されるダウ理論のメインの考え方のイメージになりますが、 高値切り上げ・安値値切り上げ、安値切り下げで高値切り下げの 上昇・下降それぞれがブレイクに失敗するとトレンドの終了を示唆することになりますので、エグジット / FXのダウ理論とは FXのダウ理論とは 利確 ・テイクプロフィットとロスカットを考える重要なポイント になります。
高値・安値の切り上げ/切り下げが続いている状況では、トレンド継続中と判断 します。
エリオット波動のトップヘッドアンドショルダー/三尊、ボトムヘッドアンドショルダー/逆三尊も、このダウ理論の⑥「トレンドは明確な転換シグナルが出るまで継続する」のシグナルそのもの です。
高値更新・安値更新で上昇トレンドを形成しましたが、 高値TOPの更新に失敗して下落し下降トレンドへリバーサル転換 しています。
このように考え方を統一しながら一元化していくと自分オリジナルのルールが見えてきて、それが シンプルに整理されて実践トレードでも使用できるようになるとトレード全体に一貫性が出てきます ので、そこで利益が残り始めるとトータルで勝てるようになり資金が増え始めます。
そこまで到達するには、まず「 ルールをシンプルに統一する」 ことと、そのルールを「 乱高下するプライスの動きに惑わされずに淡々と実行していけるようになるには慣れも必要」 ですのでそれなりの時間がかかりますが、それが確立できるともうしめたものです。
ダウ理論にインジケーターを使う
そこで、高値と安値を自動的に視覚化してくれるインジケーター「 Zigzag/ジグザグ 」と「 !ButterflyNeo 」をご紹介します。
「Zigzag」(ジグザグ)
「!ButterflyNeo」/高値安値を一見して判断できるように表示
「備忘秘録専用」さん参照: ダウンロードリンク先
ダウ理論を使った実戦FXトレードへの応用
ダウ理論による実戦エントリーポイント
Dailyチャート
エントリーポイントはまず下降トレンドの始まりのピンク枠内をよく見ていただきたいのですが、ここで高値切り下げ・安値切り下げの下落が始まっているのを確認できます。
ここがエントーポイントです。/ダウ理論・グランビルの法則、そしてエリオット波動の第2波からの第3波への切り替わりタイミングになりますので、エントーポイントとしてはパーフェクトです。リバーサルのブルー枠をよく見てください。
ローソクの実態でキレイなダウによる上昇トレンドの始まりが確認できます。/こちらもダウ理論・グランビルの法則、そしてエリオット波動の第3波になりますので、エントーポイントとしてはパーフェクトです。他の短期のチャートでも初心者の方でも簡単に見つけることが出来ると思いますが、ダウ理論だけで継続して戦うためには他の重要なルールが2つは欲しいところです。
何度も書いていますが
「グランビルの法則」=「エリオット波動+ダウ理論+MA/移動平均線」
ですので、まずは 個別にそれぞれを集中して理解しバラバラのイメージが一つのイメージに集約され一元化できるまで徹底的にトライ&エラーしましょう!
まとめ
ダウ理論は全てのテクニカル分析の基礎であり重要な理論ですが、 リアルトレードでもデイトレード・スキャルピング・スウィング・中長期トレンドのどのタイムフレームでも機能 します。
必ずその中には 最初読んだ時には気づけなかった新しい発見が色んな経験を積んだ今、目の前に広がる と思います。
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ダウ理論に基づく階段状のトレンドを明示できる【MT4無料インジケーター】
ダウ理論は何となく理解はしていても、明確なトレンド判断の基準が持てずお困りではありませんか?
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ダウ理論によるトレンドは、どのように把握するのか?
ダウ理論に基づいたチャート分析
階段状のトレンドの継続を観察する
- 前日の高値と安値を同時に切り上げている・・・上昇トレンド(上げダウ)
- 前日の高値と安値を同時に切り下げている・・・下落トレンド(下げダウ)
- トレンドが階段状に形成されることを確認する
- 階段が踊り場を経て、逆方向に階段が形成され始めたら、明確な転換シグナルになる
MT4版「上野式精密水平線トレード専用チャート」のダウ理論表示
1時間足チャートから読み取れる7営業日連続の下落トレンド(下げダウ)
チャート画像をクリックするとフルHDの画面が開きます
このチャートはユーロドルの1時間足です。
1時間足は、日足を24等分して日中の値動きの往来まで分かる ので、トレンドの継続性の判断にとても役に立ちます。
ここに、 無料の「Line_HL_Day」というインジケーター を表示すると、MT4のフル画面表示で、 直近約15日営業日の高値・安値の推移 が表示されます。
儲からないFX
バッタもんです。娘がFXトレードの勉強をする時のための教科書的ブログです。 参考になる方は読んで下さい
ダウ理論の使い方04『大間違い!!』
これはダウ理論上、アップトレンド入りですか?
はい。
こちらがアップトレンド入りですよね?
全ての高値がトレンドの『基点』を越えていませんので、トレンドレス入りすらしていません。
にも関わらず、自称ダウトレーダーさんや、負けトレーダーさんは、、、
安値切り上げを根拠にエントリーし、直近高値を超えてイグジットしようとします。
つまり、直近高値の手前でカット!
「この部分はアップトレンドやんけ!」というエセ・ダウトレーダーさんもいらっしゃいます。
こんなもんをアップトレンドだと言ってしまっているようでは、ダウ理論は絶対に理解していません。
この部分に『基点』がある時間足を探せばいい。
その時間足で、ダウ理論にのっとって、アップトレンドを取りに行ってください。
【波引き】ダウ理論・エリオット波動論結局どっちが大事?
ダウ理論&エリオット波動論
FXチャートの相場環境認識をするにしても様々ツールがあり、役割が大きく異なることから、使い分けなどが難しいということがありますよね?
どちらが大事ということよりも、それぞれの理論にはしっかりと役割、特徴、順番があることを理解しましょう。
それぞれの特徴
ダウ理論の概要
- 高値安値の把握
- トレンドがどっちに向いているのかを見る
- エリオット波動論で細かく波を分析する必要性があるのかを判断する
高値を更新し、安値を切り上げる動き。まさにアップトレンドの定義として成り立っている場面になります。波を引いて高値安値が決まったということは、高値安値が決まったと同時にこのチャートでは、トレンドがどっちに向いているのかも決まりました。
エリオット波動論
エリオット波動論の概要
- ダウ理論で大きく見た相場を細かく分析する
- トレンドの『場所』を見る
そこから、チャートを大きくダウ理論のみで見たら赤色の波+黄色の波しかありませんが、より波を細かく分けることによって、修正波がどこで終わる可能性があるのかを事前に察知することができ、早い段階で青色枠の部分でのエントリーが出来るということです。その例が『AUDUSD日足 過去チャートから相場を考える③』になります。(『AUDUSD日足 過去チャートから相場を考える③』のチャートにおいて赤波を取るヒントにもなりますね♪)
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