出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
FX著名人に聞く!あなたが選ぶ売買システムは?【番外編】
私のトレードの原点はテクニカル分析にあります。
テクニカル分析にはサイクル理論や、エリオット波動理論から様々なオシレーターなどいろいろな理論やインジケーターもありますが、FXで勝つための原点はやはりトレンドを捉えることだと考えています。
さて、トレンドを最も的確に捉えられるインジケーターに“エリオット波動理論の定義や条件は 指数平滑移動平均線(EMA)”というものがあります。
その名の通り、移動平均線の一種ですが、一般的な移動平均線とは異なり、過去全てのデータを勘案して計算し、さらに直近データへの比重が高くなるよう設計されています。つまりは、トレンドの変化にいち早く反応するインジケーターなのです。
パフォーマンスについて
シミュレート期間 | 2010/2/1~2011/2/17 |
---|---|
期間損益 | 13.50%(1,782p) |
勝率 | 40% |
平均損益 | 0.05%(6p) |
平均利益 | 0.68%(90p) |
平均損失 | -0.37%(-49p) |
最大ドローダウン | -1,066p |
Winブレイカーができるまで…
1年ほど前ですが、ひまわり証券さんからシストレ用のプログラムを書いてみたらどうか、というお誘いがあり、色々とアイデアを出して、検証をしました。
まずは、トレードモデルトレンドフォロー(順張りタイプ)とコントラリアン(逆張りタイプ)とに大別できますが、どちらのモデルが有利かと考えてみました。
結論から言うと、FXはトレンドができやすいため、トレンドフォローのモデルの方が有利かと考え、まずはトレンドフォロー型で分かりやすいモデルとして、今回の『Winブレイカー』から始めました。
また、RRR(リスクリワードレシオ=期間損益÷最大ドローダウンの絶対値)が1以上になるようプログラムするのにはかなり苦労しました。
もちろん、今後はコントラリアンやいろいろ組み合わせたようなモデルにもトライし、提供できればと考えています。
強み、弱み、オススメの活用方法等(相場・通貨等)
また、ずっと使い続けられるモデルは存在しません。
従って、コントラリアン(逆張りタイプ)のモデルと併用されることをお勧めします。
また、今回には間に合いませんでしたが、コントラリアン(逆張りタイプ)の売買モデルをプログラム中ですので、リリース後はぜひ合わせてご利用ください。
エコトレFX搭載の逆張り売買モデル
- 反転スナイパー
- Rブレイカー
杉田勝氏プロフィール
ロンドン在住の元ヘッジファンドマネージャー。長年、欧米のデリバティブ市場で活躍。アナリストとして特にエネルギーと為替市場分析に定評がある。2007年4月にFXスクールを開校したFX先生としても知られており、実践的な投資の“型”を2000人以上の受講生に指南している。また、独自に開発したタイムサイクル分析「杉田サイクル」は、為替の値動きの天井・底をずばり予測できることで好評を博している。
FXのダウ理論とは100年以上支持される相場の6つの法則
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
トレンドは3種類ある
短期:3週間未満
中期:3週間から3ケ月
長期:1年から数年
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
主要トレンドは3段階からなる
第一段階:先行期
第二段階:追随期
第三段階:利食い期
エリオット波動理論の定義や条件は 出典:TradingView「 米ドル/円チャート」より
【エリオット波動研究論】正しいカウントは正しい1つの波の認識から始まる
エリオット波動
そこで今回は、「正しい1つの波」「延長3波と修正波の見分け方」を解説していきます。
1つの波とは?
- 頂点をつけた1つ前の安値(上昇時)を下落して更新したパターン
- 頂点をつけた1つ前の高値(下落時)を上昇して更新したパターン
1つの波が認識できると、3波延長推進波と修正波を見分けられる
理想的な推進波パターン
答えは、 青文字3の高値が黒文字1の値幅の1.618倍でなければ3波延長型とは言いません 。
1.618倍に到達せずに1つの波を作ってきたら、それは修正波である と言えます。
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